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【相続1】読まずにいられない!冷汗まじりの相続の話

2025/07/16

こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築からリノベーションまで

手がけていますhouse plus+ 代表の田中崇浩です。

 ――相続手続きの“初動ミス”で300万円を背負った兄弟の話

 

✅ この記事でわかること

  • 相続が発生した直後72時間の“やるべきこと”

  • 通帳だけでは見抜けない カードローン残高の落とし穴

  • 借金ゼロ確認の最短ルート(金融機関一括照会サービス)

  • すぐ使える 初動チェックリスト

1. 物語:通帳の“裏面”に潜む300万円のワナ

登場人物
長男:太郎さん(55歳)会社員/長女:花子さん(52歳)パート主婦
 二人兄弟は、父親の急逝で実家に集まりました。

DAY 1(死亡翌日)
遺品整理の途中、机の引き出しからゆうちょの通帳を発見。
表紙をめくると残高は「普通預金 2,163,000円」。
「これで葬儀費用は賄えるね」と一安心――。

DAY 85(約3か月後)
ゆうちょ銀行から一通の封筒。
中身は「カードローンご利用残高のお知らせ ▲3,072,000円」。
通帳の最終ページ裏にカードローン記録があったのです。

相続放棄の期限(死亡を知った日から3か月)が前日で終了
二人は300万円超の借金を等分で返さざるを得なくなりました。

失敗ポイント

  1. 通帳の表紙・通常取引ページだけで判断した

  2. 残高証明書を金融機関へ請求しなかった

  3. 相続放棄期限を “日付”で管理していなかった

2. 72時間でやるべき“3つの確認”

時間

やること

コツ・注意点

24h 内

通帳・キャッシュカード・クレカを全て回収

通帳は最後のページ裏も必ずチェック

48h 内

主要金融機関へ“口座の有無”を電話照会

故人の氏名・生年月日で検索してもらえる

72h 内

残高証明書&カードローン枠の証明書を同時申請

郵送可。窓口なら即日発行も(手数料¥500〜¥1,000)

ポイント
現金残高と借金残高はワンセットで取り寄せる。
「普通預金 200万円 + カードローン枠 300万円=純資産 −100万円」
という“ネット値”を早く可視化し、放棄・承認を判断します。

3. 借金ゼロ確認の最短ルート

▶︎ 金融機関一括照会サービス(2023 年度全国展開)

項目

内容

申込先

全国銀行協会窓口(郵送可)

料金

1 口座につき 3,300 円(報告書形式)

回答内容

預金残高・ローン残高・貸金庫の有無

期間

申込から 2〜4 週間

メリット:故人が取引していた “隠れ口座” をまとめて特定できる。
デメリット:時間がかかるため、72 時間以内に申込を済ませるのがベスト。

4. 今日から使える!初動チェックリスト

▼ 5 項目を○×で埋めるだけ

  1. 通帳最後のページを確認した

  2. 全銀行に残高証明書を申請した

  3. クレジットカードの明細を 1 年分取得した

  4. “放棄 3 か月”の期限をカレンダーに入力した

  5. 金融機関一括照会サービスを申込んだ

3 個以上 × がある方 は要注意!

5. まとめ & 次回予告

  • 相続は“資産より借金”の確認が命

  • 通帳は “全部を見る”+“証明書を取る” が鉄則

  • 期限管理は 日付を可視化 してチーム共有


house plus+は本物の自然素材で

理想の住まいを実現する地域密着工務店です。

 

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