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【相続10】読まずにいられない!冷汗まじりの相続不動産の話

2025/07/27

こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築からリノベーションまで

手がけていますhouse plus+ 代表の田中崇浩です。

今日は、これ!

🏠「親が“この人はどなた?”と言い始めたら…実家はもう売れないの?」

――認知症による“実家フリーズ”を防ぐ〈ミニ家族信託〉超入門

1. そもそもの危機:意思表示ができなくなると家は動かせない

親が 自分の子どもの名前や今日の日付を思い出せない――
医師が『判断力が低下している(認知症)』と診断した時点で、
親名義の不動産は 売る・貸す・抵当を外す などの契約が一切できなくなります。
(法律上「本人の意思確認」が絶対条件だからです)

後見制度はあるけれど

  • 家庭裁判所への申立て〜後見人選任に数か月

  • 売却にはさらに裁判所の許可が必要

  • 後見人報酬は毎月2〜3万円

つまり 「今すぐ売りたい!」は不可能 になるのが“実家フリーズ”です。


2. 解決キーは〈ミニ家族信託〉=管理リモコンの先渡し

家族信託って何?

役割 誰がなる? カンタン解説
委託者(いたくしゃ)               「この家の操作権を託すよ」と決める人
受託者(じゅたくしゃ) リモコン役:売る・貸す・修繕など実務を実行
受益者(じゅえきしゃ) ふつう親          家が生むお金(家賃・売却益)を受け取る人

📌 ポイント

  • 名義(所有権)は親のまま ⇒ 固定資産税の通知先も変わらず

  • “操作ボタン”だけ先に子へ渡すイメージ


3. 具体的シナリオで見る“魔法のリモコン”

時期 親の状態 子どもができること
元気なうち               判断力◎ リフォーム・賃貸・駐車場化など自由
認知症軽度 日付があやふや          子が売却交渉→サインも子がOK
認知症進行 家族を間違える 子が売却代金を信託口座に入金→毎月親へ生活費送金

4. 費用と期間の目安(ワンストップ型)

項目 金額 コメント
契約書作成(士業)         20〜40万円 不動産1件・家族のみ
登録免許税 固定資産税評価額×0.4%             例:評価1,000万円→4万円
ランニング 0円 信託口座の振込手数料程度

成年後見なら…
申立費用10万円前後+毎月報酬2万円 → 10年で約250万円


5. よくある疑問 Q&A

Q A
兄弟が複数いるけど? 受託者を長男、他兄弟は“受益者代理人”として監視役にできる
子が勝手にお金を使わない?         

①売却代金は信託口座→親の口座に自動送金

②定期報告書を兄弟でチェック

税金は? 名義は親のまま → 贈与税・不動産取得税は0円

6. 今日すぐ出来る3ステップ

  1. 家族LINEで「実家どうする?」アンケート

  2. 司法書士・弁護士に無料相談を予約(30分でもOK)

  3. 固定資産税評価額を調べる(納税通知書 or 市役所Web)


7. まとめ

  • 認知症後は 実家=石像。動かすには時間も費用もかかる

  • ミニ家族信託は「管理リモコン」を子へ渡すだけのシンプル契約

  • 費用は後見より圧倒的に安く、親は売却益や家賃をそのまま受け取れる

合言葉:元気なうちに“操作権”を分けておく!
それだけで、将来の「売れない・貸せない・直せない」を一瞬で回避できます。

 

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