寒い家が、体をむしばむ?――一部屋の断熱で、家族の健康が変わる
2025/10/18
こんにちは!あなたの暮らしに幸せをプラス!
久留米で無垢材をふんだんに使って新築からリノベーションまで
手がけていますhouse plus+ 代表の田中崇浩です。
🏠 一部屋からでも「命を守る断熱」を
~住まいと健康の深い関係を学んで~
先日、「一部屋断熱セミナー」という講演会に参加しました。
全国から大学や医療・建築の専門家の先生方が集まり、
「家の断熱と健康の関係」について、さまざまな角度から分かりやすくお話しされました。
驚いたのは、日本の住宅の約9割が冬に室温18℃を下回っているという事実です。
世界保健機関(WHO)が健康を守る最低ラインとするのが「18℃以上」。
つまり、多くの日本の家は寒さが健康リスクを生む環境になっているのです。
🌡 家の寒さが病気を招くことも
先生方のお話では、家の寒さがさまざまな健康トラブルにつながることが紹介されました。
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血圧が上がりやすくなる
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心臓や脳の病気のリスクが高まる
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脱衣所や浴室でのヒートショック事故が増える
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免疫力が下がって風邪や肺炎になりやすい
特に冬場は、お風呂場と脱衣所の温度差で倒れる事故が多く、
その数はなんと交通事故の2倍以上と言われています。
🛏 家全体でなくても「一部屋断熱」で大きな効果
セミナーで印象に残ったのは、
「家全体のリフォームが難しくても、寝室やリビングなど“一部屋だけ”から始めていい」
という考え方です。
研究では、室温を2℃上げるだけで血圧が下がり、要介護になる時期が平均3年遅れるという結果もあるそうです。
つまり、一部屋の断熱改修が“健康寿命”を延ばす第一歩になるのです。
💰 国や自治体の補助制度もスタート
今では、国もこうした取り組みを後押ししています。
「一部屋断熱改修補助制度」という制度があり、
上限70万円・最大8割(国+自治体)の補助を受けられる仕組みです。
福岡県では、すでに北九州市や田川市が対象になっています。
少しずつ、「健康を守るための断熱」という考え方が広がってきているのを感じます。
👨🏫 九州大学・尾崎明仁先生の総括が印象的でした
セミナーの最後には、私の恩師である九州大学の尾崎明仁教授が総括をされました。
教授はこうおっしゃいました。
「断熱は贅沢ではなく、命を守るための医療的な投資です。」
この一言に、会場全体が静かにうなずいていました。
暖かい家づくりは、光熱費を下げるためではなく、
人の健康と安心を支えるための基盤だと、改めて実感しました。
🌸 まとめ 〜久留米でも広がってほしい「一部屋断熱」〜
今回のセミナーで強く感じたのは、
「家の温かさが健康を守る」という、とてもシンプルだけど大切なこと。
そしてそれは、家全体を改修しなくても、一部屋からでも始められること。
国の補助を上手に使いながら、地域全体で「命を守る住まいづくり」を進めていく時期に来ています。
👉 私も、今後ぜひ久留米市でも“1部屋断熱”の取り組みが実現し、広がっていくことを心から願っています。
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